
プロローグ【不妊治療奮闘記】——「いつか」を「今」に変えるための、35のリアルな記録
幼い頃からの夢は、仕事も子育ても全力で両立させることでした。33歳で結婚し、キャリアも私生活も「さあ、これから!」と満を持して始めた妊活。 けれど、1年にわたる自己流のタイミング法を経て突きつけられたのは、「不妊症かもしれない」という厳しい現実でした。
このシリーズ(第1話〜35話)では、不妊治療の門を叩くまでの葛藤、痛みに耐えた検査、期待と絶望が入り混じる人工授精や採卵、そして運命の胚移植まで——。
不妊治療を通してジェットコースターのように揺れ動く心の機微を、【マンガ×日記】で包み隠さず綴っています。
「不妊治療を始めるのは怖い」
「身体への負担や検査の痛みに対する、漠然とした恐怖」
「仕事と両立できるのか不安」
今、同じ場所で立ち止まっているあなたへ。これは特別な誰かの物語ではなく、どこにでもいる私たちの、泥臭くて、でも希望を捨てきれなかった35話の軌跡です。 あなたの「一歩」を後押しするヒントが、この物語のどこかにありますように。
第1話
私の夢は、仕事と子育てを両立すること。小学校低学年の頃には、すでに漠然とその夢を持ち始めていたように思う。母親が看護師を続けながら、途中でパートタイムに切り替えつつも、ずっと働き続ける姿を見て育ったからかもしれない。とにかく、子育てをしながらバリバリ働くのが、私の目標だった。

そして随分と時がたった。気がつけば、もう33歳。
29歳から付き合った彼とは、付き合って1年くらいで結婚したかったものの、お互い腹をくくるのに随分と時間がかかった。交際3年でようやく婚約、そして私の仕事が繁忙期に入り、そのさらに1年後にようやく式を挙げて、正式に周囲へ報告する日を迎えた。結婚前に妊娠という選択肢は、私たちにはなかなか取れなかった。この数年、生理が来るたびに「また大切な機会を逃してしまった」と胸が締めつけられるような思いをしてきた。だからこそ、ついにその重荷から解放されると思うと、それだけで幸せだ。まさに気持ち的な”妊活解禁”だ。
できれば30歳より前に結婚して、20代のうちに1人目を産みたかった。でも今からでも、きっと間に合う——そう信じたい。「ハネムーンが終わるまで妊活は控えるべき」なんて世間では言うけれど、私にはそんな余裕はない。年齢的にも、仕事のペース的にも、できるだけ早く授かりたい。
ネットで自分なりに調べた情報によると、排卵日の1〜2日前にタイミングを図るのが良いらしい。生理の記録はずっとつけてきたけれど、基礎体温で排卵日を確認したことは一度もなかった。思春期の頃は生理が年に2〜3回しか来ないこともあったけど、この10年以上は安定しているから、きっと排卵はしているはず……そう自分に言い聞かせていた。
友人は「年も年だし、とりあえずブライダルチェックに行く」と言っていた。私もした方がいいのかな。でもお金もかかるし、何より結果が怖い。とりあえず自然妊娠を試して、ダメだったら考えよう。まずは今日から基礎体温を測ることにした。私が読んだ記事では、排卵後に体温がぐっと上がる高温期と、生理後に下がる低温期があって、その差は0.3〜0.5度にもなると書かれていた。私の身体、本当にそんなに変化しているのかな——そこからしてすでに不安だ。
今になって「妊活解禁の前にやっておけることがあった」と気づいてしまったけれど、まずは今できることから始めるしかない。

子どものころからの夢に向けて、私の妊活プロジェクトが、ついにスタートする。

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[📅 今、ここを読んでいます]
・このエピソード:妊活編第1話「33歳、ついに妊活解禁だ!」
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※当ブログは個人の体験談であり、医療的アドバイスを提供するものではありません。必ず専門医に相談してください。


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