みなさん、こんにちは!マーマです。
プリスクールに入園して、娘もすっかり環境に慣れてきたなと安心していた頃。私にとって「親としての覚悟」を試される、最大の試練がやってきました。
それは、娘の口から飛び出した「イングリッシュいや」という強烈な一言です。

今回は、順調だと思っていた英語育児に突如立ちはだかった壁と、「もう退園した方がいいのかな…」とまで思い詰めた私の葛藤、そして3ヶ月かけて娘のやる気が奇跡のV字回復を遂げたリアルな記録をお話しします。
1. 突然やってきた「イングリッシュいや」の壁
娘がプリスクールに入園して10ヶ月ほどが過ぎた頃。 上の学年の卒園生たちがインターナショナルスクールへ進学していく情報や、お受験の話題なども耳に入り始め、私自身も「このまま順調に育ってほしいな」と少し期待を膨らませていた時期でした。
そんなある日、異変は「毎日の宿題の時間」に起きました。 園からは日本語と英語の両方の宿題が出ていたのですが、英語のプリントを出した途端、娘がポツリとこう言ったのです。
「イングリッシュいや」
最初は「ただ気分が乗らないだけかな?」と思っていたのですが、状況は少しずつ深刻になっていきました。英語の宿題をあからさまにやりたがらない日々が続き、ついには毎朝、登園前に不安そうな顔で「今日、イングリッシュある?」と聞いてくるようになったのです。
どうやら、英語の授業の理解が追いつかず、娘の中で「イングリッシュ=分からない、嫌いな時間」になってしまっているようでした。

焦った私はすぐに園の先生に相談しました。 先生からは「今はまだアルファベットをなぞり書きしている程度のプログラムなので、そこまで強い負荷はかかっていないはずですよ」と言われつつも、家庭での接し方についての一つのアドバイスをもらいました。これが、その後の我が家の対応を大きく変えるヒントになったのです。
2. 「退園」もよぎった葛藤と、すぐに見直した3つの接し方
このまま無理に通わせて、英語そのものを完全に嫌いになってしまったら元も子もありません。「長期的にこの状態が続くなら、プリスクールに通うことすらも考え直さなければ……」と本気で退園が頭をよぎりました。
これまでの記事でもお話ししていますが、無理に詰め込んで「勉強嫌い」にさせるのだけは絶対に避けたいというのが私のスタンスです。
そこで、まずは娘への「プレッシャー」を完全に取り除くため、先生のアドバイスも取り入れながら、すぐさま以下の3つの接し方に切り替えました。
① 「これ英語でなんて言う?」のクイズをやめる
幸い、娘は英語自体にアレルギーを起こしたわけではなく、自ら英語の動画を選んで楽しそうに見ていました。そこで、私から「これってイングリッシュではなんて言うんだっけ?」と問いかける(テストする)のを一切やめました。
先生からのアドバイス通り、「たこさん、イングリッシュではOctopus(オクトパス)だよね!」と、問いではなくこちらから話していくスタイル(肯定・共感)に変えたのです。
② 宿題は「ママと一緒に鉛筆を持つ」
普段から「やりなさい」と命令することはなく、「さぁ、始めよう!」と明るく促してはいたのですが、その声かけすら当時の娘には重荷だったようです。
そこで、私が娘の手に自分の手を重ね、一緒に鉛筆を持って「よし、ママと一緒に書こう!」と提案するようにしました。「一人でやらされている」という孤独感を取り除く作戦です。
③ どうしてもダメな日は「宿題パス」もOK!
一緒に鉛筆を持とうとしても嫌がる日は、あっさりと「今日はイングリッシュの宿題はお休みにしよう!」とパスしました。自分で書けるに越したことはありませんが、今は「嫌いにさせないこと」が最優先です。
ちょうど周りのお友達がお受験に向けて本格的に動き出したりして、親として焦る気持ちは当然ありました。でも、「ここで焦って塾に入れたら確実にパンクする」と言い聞かせ、グッと堪えました。
3. 少し遅れて導入!やる気を取り戻した「100均シール作戦」
プレッシャーを取り除く生活を少し続けた後、娘の様子を見ながら、宿題への前向きな気持ちを引き出すための「ちょっとした仕掛け」を導入しました。
それが、「ご褒美シール制」です。
100均で可愛い柄のシールと、毎日1枚ずつ貼れるカレンダーのような土台(台紙)を調達してきました。
娘に初めてそれを見せた時、最初は「わ〜、なに?」と少し驚きながらも、目をキラキラさせて興味を持ってくれました。
「1日お勉強ができたら、1枚シールを貼れるんだよ」と伝えると、ルールをすぐに理解。一気に全部のシールを貼ってしまうようなこともなく、毎晩宿題が終わるたびに、自分で好きな柄のシールを真剣に選んでペタッと貼るようになりました。
この「シールが一つずつ増えていく達成感」が娘にピタッとハマったようで、少しずつ、でも確実にモチベーションが回復していくのを感じました。
4. 焦らず待つこと3ヶ月。突然の「ママ、ルック!」
プレッシャーを取り除き、シールで小さな達成感を積み重ねること約3ヶ月。
ある日、娘がおもちゃで遊んでいる時のことです。突然、私に向かってこんな風に声をかけてきました。
「ママ、ルック!」
「えっ!?」と思わずビックリした私。咄嗟に「ワッツアップ?(ちょっとフランクすぎましたね笑)」と返してみると、娘は「〇✕△〜!」と、本人としては英語っぽく伝えようとしている、でも特に意味は考えていないような感じで、ニコニコしながら答えてくれたのです。
ただのおしゃべり遊びの延長でしたが、その姿があまりにも可愛くて、私は思わず微笑んでしまいました。と同時に、「あぁ、娘の中の英語への壁がなくなったんだな」と確信した瞬間でもありました。
そこからの変化は目覚ましいものでした。 あんなに嫌がっていた宿題も、自分から「お風呂の前に先にする!」とスケジュールを宣言して取り組むようになり、イングリッシュのプリントもこなしてくれるようになったのです!
まとめ:子どもの「いや」は、立ち止まるためのサイン
「イングリッシュいや」。 あの時は目の前が真っ暗になりましたが、今振り返ると、あれは娘からの「ママ、ちょっとペースが早くてしんどいよ。一緒に立ち止まって」というSOSのサインだったのだと思います。
もしあそこで、私が周りのお受験の空気に焦って「なんで書けないの!」「塾に行かせなきゃ!」と追い詰めていたら……娘は間違いなく、英語も勉強も大嫌いになっていたでしょう。
子どもの成長は、決して右肩上がりの直線ではありません。時には立ち止まり、後退しているように見える時期も必ずあります。
でも、親が焦らずに「大丈夫、あなたの味方だよ」と伴走し続けていれば、子どもは必ず自分のタイミングで、再び歩き出す力を蓄えてくれる。「ママ、ルック!」と笑ってくれたあの瞬間は、私にその「信じて待つことの大切さ」を教えてくれた宝物です。

もし今、お子さんの「やりたくない」に悩んでいる方がいたら、思い切って一度ペースダウンし、「一緒に鉛筆を持つ」ところまで戻ってみてください。回復までのペースはお子さんによって様々だと思うので、我が家の3ヶ月という期間はあくまで一例です。
あまりに長引いたり、他に気になる様子があったりする場合は、一人で抱え込まず、園の先生に相談してみるのも一つの手だと思います。焦らなくても大丈夫、子どもは子どものペースで、ちゃんと歩き出してくれますよ!

コメント